大学生でも加入できる保険の種類
毎日の生活の中には思わぬ怪我や病気のもとが潜んでいるものです。
大学生は自分自身で生計を立てているわけではありませんから、ほぼすべての人が親の扶養のもと健康保険に加入していることと思います。
ですがもし在学中に事故などに巻き込まれて大きな怪我をしてしまったら、健康保険を適用してもかなり高額の治療費が必要になってきます。
そうした不測の事態に備えて入っておきたいのが学生でも加入ができる医療保険・傷害保険です。
学生向けの保険の特徴としては、そうした本人の怪我や病気のための医療費のみならず、学費や生活費を支払ってくれている保護者の側になんらかの事情ができてしまったときにかわりに育英資金として学費を受け取ることができるようになっていることが多いということです。
在学中に親の都合で卒業ができなくなってしまうということが起こると、その後の就職活動にも影響が出てしまいますので安心して卒業までの期間を生活できるようにという保障をつけるのが学生向け保険の役割になります。
学生総合保険に加入する方法
そうした学生向けの保険は学生生協をはじめとし多くの保険会社が提供をしています。
代表的なところとして、NPO法人の全国学生保障援助会の「総合補償制度(傷害総合保険)」や、あいおいニッセイ同和損害保険の「学生・こども総合保険」、東京海上日動火災保険の「学生・生徒総合保険」などです。
大手損害保険会社や生命保険会社のほとんどが取り扱いをしているので、現在保護者の方が加入している保険があるなら相談をしてみるのがよいでしょう。
最も手頃で入りやすいのが学生生協組合の行っている「学生総合共済」で、こちらは大学生協共済連の組合員が共済金を出しあうことによって保険が必要になったときの費用を保障するというもので、月額あたりの保険料(共済金)も安く済み、申請も難しくなく行うことができます。
大学生の14人に1人は怪我や病気で入院しています
大学生協の共済金支払い実績を見てみると、加入をしている大学生のうち14人に1人は何らかの病気・怪我による共済金の支払いを受けています。
地方在住の学生などは一人暮らしをしていますから、ちょっとした怪我でも入院をしないといけないことも多く医療費が多くかかりがちです。
そんなときに万が一に備えて共済に入っておけば、サークル活動でのスポーツや、長期旅行でのツーリングなどにも思い切って出かけていくことができます。
学生総合共済では、生命共済と火災共済の二種類があり、病気や怪我のための備えの他に住んでいるアパートなどが火災などで損壊してしまった場合の保障を受けることができます。
共済金や支払われる保障内容は時勢によって変更になりますので、どの保険会社のものに加入するにしてもかならず直前の資料で確認をしておくようにしましょう。