大学同窓という強い武器
人脈作りは就職活動や仕事をしていく上でとても強い武器になるものです。
「学閥」という言い方をすると何やら堅苦しい印象になりますが、現在社会人として仕事をしている人の多くが同じ学校を出た人を頼りに新しい仕事や取引をしていたりします。
就職活動の時に高学歴の人を優先的に採用することを非難する動きもありますが、入社をして本格的に営業活動をしていくときには他社に同窓の人がいるかどうかが大きな影響を与えてくるので、できるだけ同じ学校を出た人を優先的に採用したいと人事部が思うのも当然のことです。
同窓の場合は特に自分から何か働きかけをしなくとも卒業をしたという事実があればよいですが、それだけでは特定の分野にしか知り合いを作ることができません。
同じ学校であるかどうかにかかわらず人脈を広げたいと思うなら、課外活動やアルバイトなどの学外行事にも積極的に参加をしてみることが必要になってきます。
しかし人脈を広げるといってもただ知り合いが増えればよいというわけではなく、その後の仕事や人間づきあいにつながるよい出会いをすることが大事です。
よい出会いをするためにはまず自分にとってどういった人が必要かということをしっかりと考えてくようにしましょう。
自分よりも上だと思う人と付き合う
大学生時代に人脈を広げたいと思うなら、その人が自分に何かしらのプラスを与えてくれる人を選ぶようにしたいところです。
朱に交われば赤くなるという言葉があるように、人というのは自分ひとりがしっかりしているつもりでも、置かれている環境によってかなり性格やものの考え方が変わってきます。
例えば友人関係であっても、他人の悪口ばかりを会話してできる人を嫉妬したり足を引っ張ったりするようなグループの中にいれば、自然と自分も愚痴っぽくなり同じ出来事に遭遇しても悪い面ばかりを見つけるようなクセがついてしまいます。
反対に何か特定の目標を持って前向きに協力するグループにいれば、最初はそれほどやる気がなかった自分も自然と周囲に引っ張られて勉強など目標達成のための努力をするようになります。
友人を選別するというわけではないですが、その集団にいることで自分の精神面が悪い方向に行きそうだなと思ったら少しずつ距離をとるようにしていった方がよさそうです。
なお現在有名な起業家となっている人というのはそうした人脈つくりの能力に長けている人が多く、若いという特権を生かしてベンチャー企業の社長さんなど目上の人に自分から近づくということを大学生くらいからやっていたりします。
「どうせ自分なんか相手にされるわけない」と思うような相手も、思い切ってぶつかってみると案外輪に入れてもらえることもあるので、失敗を恐れず前向きに多くの人に話しかけにいってみましょう。
自分と違う考えの人に触れる
高校生の時期というのは、日常生活の中で会話をする相手が同年代の生徒や親、先生といった非常に限定的な人ばかりになります。
大学生になっても毎日授業だけを受けているようでは高校生と同じ、決まった人たちだけに囲まれた生活になります。
そこでおすすめしたいのがアルバイトや学外の社会人サークルなどに参加をしてみるという方法です。
学外の活動に出てみると、社会人や主婦、年下の子供たちなど多くの人と触れ合う機会を得ることが出来ます。
自分の普段いる世界と違うところで生活する人の意見というのは大変刺激になるものなので、枠にとらわれない新しい人脈開拓のためにもそうした活動はできるだけ多く参加しておきたいですね。